サ責の仕事は大変?

やりがいの多いサ責の仕事ですが、中にはサ責の仕事が辛いと感じたり辞めたいと思う人も少なくありません。サ責は訪問介護事業所の利用者40人に対する配置義務が1人と配置人数が少ない職種のため、事業所によってはサ責が1人しかいないところもあります。そのため1人しかいない事業所では、業務量が多くなるだけでなく休日や休憩時間も対応を求められることもあるのです。せっかくの休日も電話が気になったり、ゆっくり休憩をとれなかったりと、オンオフの切り替えがうまくできないことに悩むサ責もいます。また、配置人数が少ないにもかかわらずケアマネージャーやヘルパー、そして利用者とその家族など、様々な職種・立場の人と接するため、ときに板挟み状態になることも。人間関係が密になればなるほど辛いという気持ちになるサ責もいるでしょう。

そんな辛いこともあるサ責の仕事ですが、業務量が多く幅広い業務に携わるため、介護に関する様々な知識を身につけることができます。また前述した通り、いろいろな人と接するため、コミュニケーション能力はもちろん、マネジメント能力も身につくのが魅力です。サ責の仕事で培った知識は一生もののスキルとして仕事だけでなくプライベートでも役立てられるでしょう。なお、基本的にサ責は日勤が中心なので、ヘルパーと比べると規則正しい生活ができます。また、夜勤がないため、家事と仕事の両立もしやすいでしょう。長く安定して働けるのもサ責ならではです